円満退職のコツ

円満退職をするための7つの方法

はじめに転職を決めたら考えるべきなのが、現職を退職するということです。

労働者には退職をする権利があり、就業規則に沿って退職手続きを行うことで退職ができます。

しかし、
社内外の人に当たり前のように迷惑をかけて退職するようでは、新しい場所で活躍できない人材であると考えられてしまいます。

また、人の縁はどこで繋がるか分からないもので、今の時点では「今後、お付き合いすることはないだろう」と思うような相手であっても、5年後、10年後に、思わぬ形で再開することもあります。

そんな時に、お互いが笑って挨拶できる関係性を保てる退職をすることが理想です。

ご自身の未来のためにも、退職する会社のためにも、円満退職を目指しましょう。

ここでは、円満に退職するコツをご紹介します。

自分の意思を確認する

あるきっかけから転職を考えるようになると「良いところがあれば、今の仕事をやめて新しい所で働こう」と考えるようになります。

しかし、良い所が見つからなかったり、決心がつかないなど、その気持ちが揺らぐことがあります。

この段階で、上司や同僚に退職についての話をすることは絶対に避けましょう

この段階で退職の話が出るということは「今の仕事に対して、もうやる気は全くありませんが仕事だからしかたなくやっています」といった、ネガティブな印象を持たれる可能性が高くなります。

その結果、同僚や上司からの風当たりが強くなってしまい、お互いに嫌な気持ちで仕事をする期間が生まれてしまいます。

まずは、退職するのかしないのか、自分の意思をしっかりと確認しましょう。

直属の上司に伝える

「退職する」と決めたら、早めに直属の上司に退職をしたい旨を伝えます。

仲の良い同僚に話をしたくなるかもしれませんが、後々、その同僚が上司から報告義務違反をしたと扱われたりすることもあります。
また、他の人には秘密にして欲しいと思っていたのに、誰かに漏されてしまったりと、思わぬ結果を招いてしまうこともあります。

時には、上司の管理能力を問われる事態に発展することもあります。

円満に退職をするために、まずは上司に伝えます。

伝える際には、

  1. どのような理由があって
  2. いつ頃退職を予定しているかを、

明確に伝えます。

 

退職を希望する理由例

  • 親の介護をするために、来月末を持って退職させて頂きたいと考えています。
  • ○○の分野に興味を持つようになり、その分野で働きたいと考えるようになりましたので、今月いっぱいで退職させて頂きたいと考えています。

伝えるときのポイントは、『考えています』という言葉です。『思っています』よりも意思が明確になりますので、会社に対してお伺いは立てるけれども、自分の強い意思があることを表現できます。

伝えるのは2か月前がベスト

あなたの退職が決まると、引継ぎや顧客への挨拶周り、社宅や寮からの退去など、やるべきことはたくさんあります。

退職後にできることであっても退職の日までに余裕を持って終わらせておきましょう。

特に、転職の場合は、新しい職場で仕事を始める準備も必要となりますので、充分に時間的な余裕を持って行動しましょう。

あなたが退職する際には、あなた自身もやるべき事が増えますが、社内の人間にも同じくらいの負担がかかることを念頭に置いておきましょう。

社内の人間は、通常の業務に加えて引継ぎ業務を行います。
また、あなたが抜けることで不安を感じる社員がいるかもしれません。

「自分はいなくなるから、後のことは知らない」ではなく、

なるべく周囲に負担をかけないことを心がけてください。

中・長期で退職についての計画が立てられるようであれば、繁忙期や決算期を避けて退職するように調整しましょう。

引継ぎ項目をリストアップ

退職日が決まれば、引継ぎや、また残務整理に全力を注ぎます。

転職の場合、新しい職場に移ってからは、その職場での業務に追われることとなります。引継ぎする項目や残務はリストアップして、必ず完遂してから退職します。

こうすることで、現職場でも、新しい職場でも、あなたは仕事ができる人と見てもらえます。

会社に残っているものをチェックする

引継ぎや残務といった業務に関するものや、会社から貸与されているものの返却は、早めに済ませておきましょう。

有休賃金の未払いについても、早めに確認をして、残りがあれば、早めに上司に相談をしておきましょう。

実は、退職時に有給休暇取得に関わるトラブルが発生することは少なくありません。

退職時にまとめて有給休暇の取得を申し出ることが慣例となっている場合もありますが、会社としては、「退職時に有休をまとめて取得させる」義務はありません。

また、有給休暇は本人からの申請があって、その申請を認めるものです。

そのため、本人から申請がない場合には会社から有休取得の話すら出ない場合があります。

このようなトラブルを避けるためにも、有給休暇は適度に消化しておくことをおすすめします。

中には、特例として、退職時に限り有休休暇の買い取りを実施している企業もありますので、不明な点は、在籍企業の担当者に相談するか、転職エージェントなどのプロに相談しましょう。

有給休暇を、退職時にまとめて取得する場合は、引継ぎ業務、残務整理を終わらせてから取得するのがマナーです。

社内外の方にあいさつをする

たとえ在籍期間が短くとも、こで過ごしたことに対して感謝の意を表しましょう。

あいさつをすることは、あなた自身の気持ちの区切りにもなりますので、同僚、上司、顧客、できるだけ多くの方にあいさつをしておくことをおすすめします。

社外の方へあいさつにお伺いする際には、別の方に業務を引き継ぐ場合がありますので、時期や内容について上司と相談してからお伺いします。

不満は口にしない

退職を希望する理由が、現職場への不満であったとしても、そのことを、他言するのはマナー違反です。

それを耳にする現在の職場の人間は嫌な気持ちになりますし、新しい職場の人間にとっては、「うちを辞める時にもあんな風に言われるのか」と思われてしまいます。

せっかく新しい一歩を踏み出す時期です。

「嫌だから辞めたんだ」ではなく、「これがやりたいから、今の仕事を辞める」と、ポジティブに捉えましょう。

円満退職は、あなたにとっても、会社にとっても気持ちの良いものです。

お互いに、またどこかで一緒に仕事ができる関係でいられるように、退職に向けてしっかり準備をしておきましょう。

転職活動の前に