調理師の給与・待遇

調理師の給与・待遇

給与

年収350万円~400万円が一番多く、中には、年収1,000万円を越える方もいます。

高校を卒業後に専門学校で調理について学び、20歳から-24歳で調理師としての仕事を開始する人が多く、70歳を過ぎても現役で働く人も少なくありません。

下積み時代の給与は低めですが、ある程度のキャリアを積んだ後は、給与が高くなる傾向にあります。

60代以降で年収が下がる理由の一つは、第一線を退き、調理師ではなく、オーナー(経営者)として活躍する方が増えることが挙げられます。

また、調理師は体力が必要となる仕事なので、正社員としてではなく、アルバイトでの勤務を希望する方も増えます。

年齢別調理師年収

2017年賃金構造基本統計調査を元に作成

調理師の給与・待遇は、どこで働くかによって大きな差があります。

【例1】
調理師免許取得後3
ビジネスホテル内のレストランで勤務
1日の労働時間8時間
月給手取り額 130,000円
【例2】
調理師免許取得後3
一流ホテル内のレストランで勤務
1日の労働時間8時間
月給手取り額 320,000円
【例3】
調理師免許取得後15
一流ホテル内のレストランで勤務
1日の労働時間8時間
月給手取り額 600,000円

例のように、調理師免許取得後3年で、一日の労働時間が同じであっても、働く場所によって給与額に大きな差が生じています。

献立が決まっていて、決められた食材で、決められたように調理をするスタイルの場合は給与が低い傾向にあります。

一方で、献立を作成から食材の選定、調理までを管理するスタイルの場合は給与額が高めに設定されています。

 

調理師は「技術職」だけに、腕前と経験が報酬に直結します。

同じ現場で働いていても、職種によって給与が異なります。

下のグラフは、調理現場の職種別の平均給与額です。

見習い期間の給与は低く、料理長や板長などの責任ある立場になると給与額は高くなります。

パティシエ(製菓衛生師)やソムリエなどの専門職の給与額も高い傾向にあります。

職種別給与の違い

職種別給与の違い

給与額アップを目指すためには、経験が何よりも大切です。

できるだけブランクを作らずに経験を重ねることも給与アップに繋がります。

平均所得を上回るには

調理師が所得を上げるためのポイントをご紹介します。

役職をあげる

料理長やマネージャーなどの役職が付くと給与が高くなる傾向にあります。責任のある立場なので、それなりの実務経験や腕前はもちろんですが、現場をまとめる管理能力も問われます。

関連資格を取得する

調理の世界では、調理師免許はスタートラインともいえるものです。調理師免許取得後に、どのような実務経験を積むかは重要なポイントです。資格の取得は、これまでの実務経験を他者に証明するものですので、報酬アップや転職にとても有利です。

専門調理師・調理技能士

調理師免許取得後3年以上経過し、受験資格に該当する実務経験を積むと、調理技術技能評価試験の受験資格が得られます。

高い専門技術を持っていることをアピールできるだけでなく、調理師学校の教員資格も得られます。

専門調理師・管理技能士受験資格

専門調理師・管理技能士受験資格

フードアナリスト1級・2級・3級

一般社団法人日本フードアナリスト協会が認定・教育を行っている資格で、あらゆる角度から食材や食品に関わる食のスペシャリストです。合格には、材料の管理や活用法、料理の歴史的背景など、食に関する幅広い知識が求められます。

介護食士

介護食士講習を受講することで資格を取得できます。介護を必要とする人の食事を作る専門的知識を有していることを証明できるので、病院や介護施設で調理に携わる場合に有利な資格です。

独立・開業する

自分で開いたお店が繁盛すると、それだけ収入もあがります。売り上げの管理や宣伝、スタッフの管理など、調理以外の業務も増えるため、調理師外の知識や経験が必要となります。

※リンク 調理師の独立・開業

海外で働く

最近では、海外での和食ブームに伴い、海外での勤務する調理師も増えています。

10年以上のキャリアを持つ調理師であれば、和食店での勤務で、年俸500万~700万程度の報酬が相場となっています。
一方で、物価の低い国や地域で働く場合には、報酬額が年俸120万円程度(日本円換算)であっても、セレブ級の暮らしができることもあります。

転職は収入アップの機会です。今後のキャリアを考慮して、これからどうするかを考えると、希望の収入に近づくことができます。

待遇

休日や有給休暇、残業など、仕事が実生活与える影響を見て行きましょう。

希望の待遇や、その他ボーナスや給与の希望があればキャリアエージェントにご相談ください。

休日

年末年始やゴールデンウィークなど、他の人が休みの日に必要とされることが多いため、カレンダー通りに休みが取りにくい場合があります。

その代わりに、別の時期にまとめてお休みを取得できる場合もありますので、連休の混雑を避けて休暇が取得できるメリットがあります。

残業

営業時間が決まっている店舗が多いので、日々の残業は比較的少な目です。

給食調理の場合、残業はほとんどありません。

しかし、道具の手入れや新しいレシピの考案など、調理以外の時間を調理するために使うこともあります。

ボーナス

調理師として究極関連企業に正社員として勤務した場合は、ボーナスが出ることが多いようです。

「年2回、それぞれ2ヶ月月分」などの水準が多いようですが、これはそれぞれに結ぶ雇用契約によります。

そのため、求人票に記載されていたから支給されるだろうなどと考えるのではなく、雇用契約とともに、過去3年程度の支給実績を確認しておくと良いでしょう。

保険・各種手当

健康保険・厚生年金保険には加入条件があり、以下の2つにどちらかに該当する場合は社会保険に加入しなければなりません。

  • 法人事業であること
  • 個人事業であり、常時5人以上の従業員を使用していること
    ただし、例外として、飲食店や理髪店などのサービス業、第一次産業、士業、宗教業などの「一部業種」の加入は任意でもよいとされている。

勤めた先が個人事業所の場合、社会保険に加入していないケースも考えられます。

その場合、割高な国民健康保険・国民年金保険の適用を受けることになりますが、納める保険料は高いのに、社会保険と比べると以下のデメリットがあります。

  • 傷病手当がもらえない
  • 出産手当金がもらえない
  • 将来の年金額が低い

給与や待遇は、ともに生活をしていく上で大切なことです。

キャリアエージェントは、あなたの代わりになってご希望条件に合う転職先をご案内させていただきます。

転職活動の前に