調理師の募集・採用状況

採用・募集状況

調理師は「売り手市場」と言われていて、介護業界や海外勤務など調理師が必要とされる場が増えているため、調理師は職を得やすい職業といえます。

また、調理師は離職率の高い職業の一つです。

一人の調理師が一つの店舗に就職し、何十年も務めることは稀で、5年~10年を一区切りとして、スキルアップを求めて転職をしたり、独立開業をしたりすることが多くなっています。

そのため、企業は慢性的な人手不足に悩んでいることが多く、求職者の数よりも求人が多い状態が続いています。

調理師の主な就職先

飲食店・レストラン

調理師が一度は経験するのが飲食店勤務です。

和食、中華料理、イタリアンなど、様々なジャンルのお店があります。

就業について、一つのジャンルを極めるスタイルと、様々なジャンルをまんべんなく経験するスタイルがあります。

どちらのスタイルであっても、経験を積むことができる職場を選ぶことが大切です。

☆平均給与

アルバイト:12~15万円

正社員(料理長):20~35万

☆残業

1~2時間/日

居酒屋

夕方から早朝にかけての勤務形態です。

お酒の提供があるお店がほとんどなので、おつまみ系の料理や軽食の提供が中心となります。

仕込みや在庫管理、調理、提供、スタッフの管理など、幅広い業務が求められます。アルバイトでの募集も多い業種です。

☆平均給与

アルバイト:800~1,500円/時給

店長:25~ 40万 (営業時間によって月収に差があります。)

☆残業

チェーン店では残業が少な目ですが、個人経営の店舗では、閉店時間をお客様が帰る時間に合わせるなどのサービスを行うため、1~3時間程度の残業がある場合があります。

エノテカ・ワインバー・バル・トラットリア

最近では、○○レストランという店名ではなく、○○バルやビストロ○○など、おしゃれな響きの店名が増えてきました。

これらのお店は、提供する料理や雰囲気で細分化されています。

  • ワインとイタリアンを楽しむお店「エノテカ
  • ワインとフレンチを気軽に楽しむお店「ビストロ
  • 料理のジャンルに関わらず、ワインと食事を楽しむお店「ワインバー
  • 南ヨーロッパ地方で人気の軽食とお酒が楽しめる「バル
  • イタリア地方の家庭的なレストランを「トラットリア

各店舗では、それぞれにあった料理を提供することができる調理師が求められていますので、現地での修行経験がある調理師に人気が集まります。

☆平均給与

アルバイト 15~18万円

正社員 22~40万円

☆残業時間

1時間程度/日

旅館

旅館の多くは観光地にありますので、訪問客に、その地方の食材を生かした料理を提供することがメインの業務となります。

その地方の料理を楽しみにしているお客様が多く、旅館で提供される料理が旅館を選ぶ基準となることもあります。

多くの旅館では料理に力を入れているため、調理師に求められるスキルは高い傾向にあります。

旅館にある温泉やスポーツジムなどの施設を利用できる場合や、寮が完備されている旅館もあり、人気の高い職場です。

☆平均給与

見習い:18~22万円

板長:25~40万円

☆残業

2時間程度/日

朝食・昼食・夕食の調理に関わりますので、仕事時間が長い傾向にあります。

そのため、多くの旅館では昼食終了後から夕食までの時間に「中抜け」を設けています。

ホテル

結婚式やパーティーなどのイベントで利用されることが多いホテルでは、質の高い料理の提供ができる調理師が求められます。

ホテル内で提供される料理は、ホテルそのものの人気を左右するほどのウエイトを占めており、どのホテルもオリジナリティーのあるレストラン作りに取り組んでいます。

ホテルでは、和食、中華、フレンチなど、ジャンルを超えた調理に関わる機会があります。

その分、下積み期間は長くなりますが、幅広いジャンルに対応できるようになることや、また、ホテルで腕を振るったという経験は、その後のキャリアに大きな恩恵をもたらします。

☆平均給与

見習い:18~30万円

料理長:30~50万円

☆残業

1時間程度/日

給食調理

学校や介護施設などで給食を作るのがメインの業務です。公務員として働く人も多く、調理師業界の中でも人気の職場です。

子どもや高齢者、病気療養中の方に食事を提供するため、通常の調理の知識に加えて、離乳食や除去食、流動食など、特殊な調理法に熟知していることが求められることもあります。

☆平均給与

22万円~30万円

☆残業

ほとんどありません。

学校給食の場合、学校の休みに合わせて長期休暇の取得が可能です。

独立する

技術職である調理師は、独立、開業に有利な職業です。

独立する場合、勤務時間や仕事内容は自分で決めることができ、収入の上限はなくなります。

しかし、収入は売上によって大きく変動するため、顧客を獲得するまでは、安定した収入を得るのが難しい面もあります。

☆平均収入

10万円~1,000万以上

飲食店以外で広がる活躍の場

  • 介護を必要とする人が増えるのに合わせて介護施設や病院で働く。
  • 和食人気が高い海外で働く。
  • 食品加工メーカーで商品開発に携わる。
  • 食育の講師として働く。
  • 動画サイトなどへのレシピの提供。

このように、飲食店以外の場でも調理師の活躍が目立ちます。

働き方も多様化していて、「在宅で調理し、その様子を動画で撮影してレシピを提供する」など、現場にいなくても仕事ができるスタイルも増えています。

専門調理師・調理技能士

調理師免許取得後に実務経験を積まなければ取得ができないため、専門調理師・調理技能士を取得している調理師の場合、責任者として雇われたり、役職が付いたりする事があります。

調理師としてステップアップする一環として、取得しておくと、より良い条件で仕事を見つけることができます。

 

調理師は大変な仕事ですが、「食」を通じて人々の生活を豊かにすることができる素敵な仕事です。自分の適性を知り、スキルアップ重ね、調理師として更なる成長を目指しましょう。

 

 

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